テリハボクは常緑高木で樹皮が厚い。葉は対生して厚く、革質で楕円形をしている。先端は丸いかやや尖り、葉柄は固く、葉脈は細かく平行に排列している。花は総状花序につく。花弁は白く4 つあり、香りがいい。雄しべは多数で、果実は球形。種は1 つで種皮は硬い。成熟すると果実の色は緑から褐色になり食べられ、甘みがある。
♦ 収穫期:5-11月 ♦ 種の入手方法:キャンパス、街路樹、公園 ♦ 芽が出るまでに要する時間:2週間くらい
スギノハカズラは常緑多年草本で、耐陰性が非常に強い。株根と茎は叢生、茎は半木質化、地面下には楕円形の根があり、枝分かれしている。小枝は十字状に対生し、トゲがある。細長い茎は根際から叢生して湾曲し、垂れ下がる。葉は扁平、葉腋を出す。小さな花は淡い赤から白まであり、数本で群れをなす。実は球形で緑色をし、成長すると真っ赤になる。
♦ 収穫期:5-11月 ♦ 種の入手方法:公園、学校 ♦ 芽が出るまでに要する時間:2週間くらい
ギンヨウノウゼンは高さ8メートルにも達する。葉は銀がかった緑色で、両面は銀白色の鱗片で覆われている。春から夏に開花し、円すい花序あるいは総状花序をなす。花冠はラッパ状で黄金色。花の形と色、季節はコガネノウゼンに近い。
♦ 収穫期:6-7月 ♦ 種の入手方法:街路樹、庭、公園 ♦ 芽が出るまでに要する時間:2週間くらい
ホウガンノキは落葉高木で樹高は18~20 メートル。樹皮は黒褐色を帯びた灰白色で、不規則な縦裂紋がある。幼葉は長楕円形、熟すると倒卵形か楕円形になる。両端は尖り、通常は枝端について螺旋状に排列。花は幹から直接花梗を出し、総状花序で多数つける。下がり花。花弁内はピンク色で外は黄色。果実は15~20 センチの球形で茶褐色。古代、砲丸のように丸い形をしていたことから、こう名づけられた。中にはたくさんの種がある。
♦ 収穫期:6-9月 ♦ 種の入手方法:レジャーエリア、公園 ♦ 芽が出るまでに要する時間:1週間くらい
アボカドは常緑高木で、幼葉には細く柔らかい毛があり、成長するとつややかな緑色になる。卵形か披針形、あるいは楕円形をしている。花は小さく多数あり、薄黄色で、わずかに香る。果実は核果で梨形か卵形。果皮はピカピカと光り、緑色か赤紫色をしている。
♦ 収穫期:6-10月 ♦ 種の入手方法:マーケットで購入 ♦ 芽が出るまでに要する時間:2週間くらい
リュウガンは常緑高木で樹高20 メートル。小さい葉は羽状複葉で2 ~ 4 枚互生し、薄革質、長円形か長円状披針形で、先端は尖っている。円すい花序をなし、黄白色。花弁も萼も5 つに分かれている。果実は丸形か扁球形で、果皮は乾燥すると殻がパリパリになる。種は球形で黒褐色、つやがあり、内に白い仮種皮からなる薄い果肉があり、食べられる。
♦ 収穫期:7-8月 ♦ 種の入手方法:マーケット、公園、学校 ♦ 芽が出るまでに要する時間:2週間くらい
サントールは落葉性高木で葉は互生し、長炳をもち、葉は三出複葉。小さい葉は卵状楕円形もしくは広楕円形で、葉基は鈍形、先端は尖り、全縁。花は円すい花序で、小さい花を20 ~ 80 本放射対称状につける。果実は球形か扁球形、成長すると橙黄色になる。種以外は食べられ、甘酸っぱい。
♦ 収穫期:7-9月 ♦ 種の入手方法:キャンパス、公園、街路樹 ♦ 芽が出るまでに要する時間:2週間くらい
モモタマナは落葉高木。葉は倒卵形で春に青々とした新芽を出し、秋冬の落葉前には黄色か赤紫色になる。果実は核果で、卵形か扁楕円形。2 本の縦に伸びた稜もしくは竜骨状の突起があり、最初は緑色でその後黒く変色する。
♦ 収穫期:7-9月 ♦ 種の入手方法:公園、学校、街路樹 ♦ 芽が出るまでに要する時間:2週間くらい
ハマユウは大型の多年生球根植物で鱗茎をもち、円柱形。葉の基部の鞘は偽茎、平行脈で無柄。深緑色の葉は長線形をし、葉は肉厚で水分を多く含む。葉縁は波状の散形花序をなし、20 ~ 50 本の小さい花を多数咲かせる。花冠は白色で、蒴果は球形に近く、通常はてっぺんが突出している。海綿組織で水面に浮かび、散らばって繁殖する。花は美しいが、株には毒がある。
♦ 収穫期:7-9月 ♦ 種の入手方法:公園、海岸の公道付近 ♦ 芽が出るまでに要する時間:3週間くらい
ダンドクは多年草。花は赤か黄色、ピンク、オレンジ、乳白色のほか、斑紋のあるものなどさまざま。高さは約1 ~ 2 メートル、茎は円柱形で節上に葉が生える。葉は互生で長楕円形。花は赤、黄、白の三色。果実は蒴果がまだ成長していない時は青緑色で小さく、柔らかいトゲがある。成長すると黒褐色になり、種は丸くて黒く5 ~ 15 個ある。
♦ 収穫期:7-12月 ♦ 種の入手方法:公園、庭、キャンパス ♦ 芽が出るまでに要する時間:2週間くらい